ピーチラックと乙字湯の違いは何?ほぼ同じなのですが、しいて言うなら…

ピーチラックと乙字湯の違い

ピーチラックについて調べていると、乙字湯という漢方の名前も一緒に目にすることが多いのではないでしょうか?

中にはピーチラックと乙字湯って何が違うの?と思われる方がいるかもしれません。結論から書くと2つは同じものです。

乙字湯というのは6つの生薬(漢方の原料)を一定の割合で混ぜ合わせた漢方のレシピの名前で、ピーチラックは乙字湯のレシピで作られた漢方に付けられた商品名ですね。

乙字湯とピーチラックの関係は、コーラとコカ・コーラのような関係ということです。

と、基本的にはこれで話を終わりにしても良いのですが、もうちょっと詳しく知りたい、という方もいるかもしれないので、乙字湯とピーチラックの細かな違いや、その説明に必要な「成分量」についても触れていきます。

ピーチラックと乙字湯は成分と各生薬の配合割合自体は全く同じ


まずですが、冒頭でも書いた通り、ピーチラックと乙字湯は成分と各生薬の配合割合自体は全く同じものです。

乙字湯はトウキ、サイコ、オウゴン、カンゾウ、ショウマ、ダイオウの6つの生薬をある一定の割合で配合した漢方です。

ピーチラックはこの乙字湯のレシピ通りに作られた漢方なので、当然6つの生薬も、混ぜる割合も全く同じように配合しています。

ピーチラックのパッケージの裏面にも、愛称がピーチラック、販売名は本草乙字湯エキス顆粒-Hと書かれていますね。

ピーチラックはあくまで商品名なのであって、中身は乙字湯そのものなのです。

ピーチラックは女性でも飲みやすいように効果がマイルドな2/3処方になっている


ただ、よく見ている方は気が付いたかもしれませんが、成分のところに「乙字湯エキス(2/3量)」と書かれていますよね?

これはどういうことなのかというと、漢方の成分量でいう満量処方に対する2/3の量の乙字湯ですよ、という意味なんです。

乙字湯は、トウキを6g、サイコを5g、オウゴンを3g、カンゾウを2g、ショウマを1.5g、ダイオウを1gの割合で混ぜ合わせたものが満量処方と呼ばれる効果を最大限発揮する乙字湯なんですね。

ただし、漢方は効果と副作用が裏表の関係になっていることが多いので、若くて体力のある男性であれば満量処方の乙字湯でも良いのですが、ピーチラックが主な対象としている女性に対して使う場合は、効果が強く出すぎてしまう恐れがあるわけです。

ピーチラックの副作用として多いのは下痢ですが、満量処方だと下痢の症状が強く出てしまう可能性があるので、効果をマイルドにするために、各生薬の配合量をそれぞれ2/3にしたということなんです。

なので、乙字湯とピーチラックは原料も配合割合も同じものではあるのだけど、配合量だけピーチラックは満量処方の乙字湯の2/3にして効果をマイルドにしているよ、というのが細かい部分での違いと言えます。

ピーチラックは漢方の顆粒を安定させるための添加物が少量加えられている


もう1つ、ピーチラックと乙字湯の細かな違いでいうと、顆粒として安定させるための最低限の添加物が入っていることです。

ピーチラックには、乳頭、セルロース、メタケイ酸アルミン酸Mg、ステアリン酸Mgが添加物として加えられています。

生薬を混ぜ合わせてその場で飲むのであれば、これらの添加物は本来不要なのですが、ある程度日持ちをさせたり、ちょっとした湿気があってもカチカチに固まらないようにしたりと、最低限の顆粒の品質を維持するためには添加物が必要ということですね。

これは乙字湯のレシピの含まれているものではないので、ピーチラック独自の顆粒の品質を維持するための成分ということで乙字湯との細かな違いと言えます。

まとめ

ということで、乙字湯とピーチラックの違いについて、かなり細かい部分も含めて触れてみました。

基本的には同じもの、ということが分かっていただけたのではないかなと思います。

細かな違いとしては、ピーチラックは女性向けに少しだけ効果・副作用をマイルドにしているよ、というのと、最低限の顆粒の品質を維持するために添加物を加えているよ、という2点があるということですね。